ウチのゲームのシナリオを書いてくれたライターさんの中に深浦くんと
いう人がいます。演劇が好きで演劇に出るために正社員の職を蹴って
当時はテレアポの仕事をしながら、演劇の練習をしていました。

普段、なかなか生のお芝居を観る機会もないし、観に行ってみたら結構
おもしろかったりもするので、深浦君に出るお芝居あったら教えてよ、
観に行くからって伝えていると、上演が近くなったら、連絡が入ります。

先週末「Alice in another!」っていう芝居があって、それにも出ていたので
観に行きました。 谷口健太郎さんというその界隈では結構がんばってる
人の脚本演出で、深浦くんもよく出演しています。

谷口さんのお話はちょっと重かったりする事もあって、どうなんだろうなー
と思っていたのですが(私はTVドラマで不幸になったり、重いシナリオの
作品を見るのは好きじゃありません。重苦しい気分のまま一週間待つって
どんだけマゾ気質なのよ?って思う方です。生きていく苦しさは実生活だけ
で充分です(笑))
まぁ、そんなこともあって、どんなもんかなとちょっと斜めな自分もいたのですが、
今回の作品は10周年ということもあって、セットも凝って、登場人物も多彩で、
演出もがんばってて、楽しく観ることが出来ました。

小劇場で6回公演で、入場者数はこれくらいで、そこからセット代、小道具代、
衣装代、当日スタッフ手配、パンフ代、フライヤー印刷代、その他もろもろなど
考えたら、演劇はほんと好きじゃなければ続けられない世界だなと思いますね。
それでも表現したい、伝えたいっていう気持ちも大いに分かるので、お芝居を
観に行くってことで応援していきたいと思います。

映画とはまた違う生の緊張感っていうのも、なかなか良い物です。
同じ脚本、同じ演出でも、まったく同じっていう回は無いですからね。
そういう生のライブ感っていうのは、これからのやり方に繋がりそうな気もします。